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テスト2
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遥「ここは公式に当てはめればいいんだよ。こっちは授業で教わったよりもこれを使った方がやりやすいかな」
今日は水曜日の放課後。
図書館にて勉強中。図書室でもよかったけどやっぱりあそこは僕とあの人たちの秘密の場所でいて欲しい。
郁人「なるほど…ありがとうねハル」
遥「ううん,でも一応公式は覚えといた方がいいと思うよ。」
郁人「わかった…僕より隆彦の方を見てあげて?」
イクの右隣の方を見ると机に突っ伏してうーーと唸っているタカくんの姿あり。
開いてるのは英語。
隆彦「俺ら日本人なんだから英語なんかいらねぇじゃん…大体別に将来英語使う仕事に入ろうなんて思ってねぇし」
遥「プロサッカー選手は英語使えた方がいいよ。海外の試合とかもあるだろうしね」
隆彦「聞いてたのかよ」
遥「まぁね?それにそんなこと言っちゃったら古文も科学も音楽や美術だって将来使わないことの方が多いよ?」
隆彦「なんで俺音楽取っちゃったんだろ…」
美術と音楽は選択授業となっている。
2人は音楽僕は美術にした。音楽はテストがあるけど美術はない。
なんで音楽にしたのかを聞けば絶対3人揃うと思ったからと言っていた。
僕も音楽を最初は選択していたがギリギリで変えた。
たまには1人がいいからね。
ちなみに要,俊樹,柊も音楽。
遥「ふふ,さっ頭に詰め込むのはあと少しだよ。頑張ろ」
隆彦「お~」
遥「ただいま。…オムライス?」
柊「おかえり~。相変わらず鼻が利くね~」
勉強が終わり部屋に戻ってきていた。
すぐにお風呂に入り汚れを落とす。夏でもお湯を入れる派の人間なのでお湯にも浸かる。
遥「ふぅ…」
先日橘先生から言われたことを思い出す。
体重を増やせ…。
どうやったら増えるものか。
元々筋肉質じゃないから筋肉も付きにくい。
いくら食べても太ることは昔っからなかったけど今は食べたら吐いちゃうから意味ないんだろうな。
もうすぐテスト。
その前に身体測定がある。
もう一度深くお湯に浸かりお風呂を出た。
ご飯を食べリビングでくつろいだ後部屋へと入った。
«ピリリリリ,ピリリリリ»
要「わりぃ,俺のだ」
そういいながら要は携帯を見る。
その瞬間その目が憎悪の色に変わるのが見えた。
小さく舌打ちをしながらリビングへと行ってしまった。しばらくすると要の大きな怒号が聞こえた。
要「っさげんなクソジジイ!!それは今関係ないだろ!!大体俺はそんなの受け入れねぇからな!!とにかく俺は結婚もしねぇし家も継がねぇ!!」
結婚,家…。
一瞬なんの事か理解出来なかった。
部屋に帰ってきた要は携帯を壁へと投げつけベットへと入って寝てしまった。
そう言えば神谷家は確か表ではそれなりの企業だけど裏の世界での有名人。
神谷源助。
神谷組の頭をしている男。
優秀で威厳があるがもう歳だと聞いている。
僕はこっそり携帯を取り出しある人へメールを送った。忙しいだろうけどきっと情報をくれる。
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お願い。急ぎ調べて
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夜遅くにごめんね。
急なんだけど神谷組のことについて詳しく調べてほしいんだ。悪用のためじゃなくて友達のために…。
ダメなことは分かってる。
けどどうしても知りたいの。
こんな時だけ頼ってごめん…。
どうかお願いします。
遥より
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お願いね……。
シン,瞬さん,麗
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