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ミニマムな恋心 1
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星に願いを...なんて言葉があるけど、軽々しく願ってはいけないって、現在絶賛後悔中。
何故なら、流れ星に願ったその翌日にとんでもない形で願いが叶ってたから。
昨夜は流星群が見える日だった。
夜中に仕事が終わり、東京で見えるかな?なんて思いながら、たまたま窓の外を見てみただけ。
その瞬間に偶然にも一つだけ流れ星が見えたから、慌てて願ったんだ。
一瞬だったから、願いが届いてるなんて思わなかった。
ってか、流れ星に願いを言って叶った人なんて知らない。
俺の願いは「名瀬とずっと一緒に居れますように」だった筈なのに...目覚めれば何故か俺の身体は小さくなっていた。
一瞬何が起こってるのか分からなくてパニックになる。
とにかく俺だけじゃ何も出来ないから、名瀬を呼び出した。
携帯がベッドの上にあって良かった...。
「洸ちゃん?」
寝室に来るように伝えてたのに、俺が見当たらなくてキョロキョロしてる。
「名瀬!ここ!!」
思いっきり叫んだら、枕元に居た俺に気付いてくれた。
驚いた表情で駆け寄ってきて、震える手でそっと抱えてくれる。
「洸ちゃん...だよね?え、なんで?待って...どうなってる?」
思いっきり動揺してるようだ。
その質問に答えられるなら、名瀬の事呼んだりしてない。
「俺にも分からへんねん。朝起きたら縮んどった」
「何サラっと受け入れてんの...」
「受け入れてへんよ。ただ、小さくなっていたって事実があるから」
変に冷静な俺に、名瀬も少し落ち着いてきたらしい。
「昨夜...いつもと違う事した?」
「昨日流星群やったやろ?...で、流れ星にお願いしたんやけど...」
「小さくなりたいって...?」
「ちゃうねん。俺は名瀬とずっと一緒に居れますようにって...」
言った瞬間、本人目の前にして何言ってんだって思ったが...もう遅い。
ニヤニヤ顔の名瀬。
「ずっと一緒に...ね」
「っ...別に、ええやろ!願うのは自由や」
「そんなに照れなくていいじゃん。それに、流れ星に願わなくたって、俺は洸ちゃんの側から離れることは無いのに」
可愛いって、いつもみたいに頭を撫でようとして、その手が宙に浮く。
少し考えて、人差し指で撫でられた。
「あ~...もしかして、ずっとってそういう意味じゃなくて、小さくなって肌身離さずって事?」
名瀬の一言になるほどって納得。
だからポケットサイズなんだ。
このサイズなら、どこでも一緒に行けるってこと?
意味は違えど、確かにずっと一緒にって願いは叶うのかもしれないが...。
「どないしたらいい?」
「とりあえず、今日一日様子見よう。明日には元に戻ってるかもしれないし」
ニッコリ笑うその顔に、安堵する。
俺だけだったら、きっとこんな前向きにはなれなかった。
名瀬が居るから...名瀬の言葉だから「そうだね」って言えるんだ。
「ところで...その下、どうなってんの?」
「下って...?」
質問の意味が分からず疑問で返すと、それには答えてくれずいきなり身体に巻いてた布を剥ぎ取られた。
「な、にすんねん!!」
強制的に全裸となって、恥ずかしくて名瀬の手の上でしゃがみ込む。
そんな俺を無視して、動けないように掴まれて観察された。
名瀬の視線に身体が熱くなってくる。
「可愛い...そのまんま、洸ちゃんなんだね」
「当たり前や!もう、ええやろ。布返して」
「え~...まだ、観察中。ね、触ってもいい?」
キラキラした目で言われた...が、そんなの許すわけない。
「いやや、絶対あかん」
でも、ミニマムな俺の抵抗なんて関係ないって感じで足を広げさせられた。
人差し指で中心を撫でられると、覚えのある熱が身体中を支配し始める。
「...あっ、も...いや、やって...言うてるっ」
「でも、ココはもっとって言ってるよ?」
小さくなってもソコは俺自身に変わりなくて...。
嫌だと思うのに、名瀬に愛撫されるとしっかり反応していた。
中心をくちゅくちゅされると、先走りの汁が名瀬の指を濡らす。
「こんなに濡れてる...」
そう言ってわざとクチュっと音を出し、糸を引く様を見せられた。
恥ずかしいけど、それ以上に気持ち良くて...。
「...やっぁ...あ、ん!」
「イッちゃう?」
コクコクと頷けば、絶妙な力加減で指を動かす。
初めての経験に、信じられないくらい感じている。
全身が痙攣して、引き攣るような声を出して絶頂をむかえた。
手の上でくたっと力が抜けてる俺の中心を、名瀬はペロリと舐める。
「あっ...やぁぁ」
イッたばかりで敏感になってたので、それすらも快感となった。
ビクビクと震えてる俺を、優しく撫でる。
「気持ちいい?...ちゃんと、洸ちゃんの味がする」
もう一度ペロリと舐めてから、両手で包まれた。
振動が無いように、ゆっくりと移動してくれてる。
「...どこ、行くん?」
「身体、洗いたいかと思って」
洗面所に着いたようだ。
洗面台にお湯をためてから、滑り止めにタオルを置いてくれた。
気を付けてねって、ゆっくりお湯の中に入れてくれる。
ふわふわのタオルの上は少し歩きづらいが、滑って転ぶことは無かった。
転んだとしても怪我をする事は無いだろう。
お湯に浸かってると、不意に名瀬から抱き上げられた。
ポンプから泡を出してるのが見えるから、身体を洗うんだろう。
自分で洗えるけど、楽しそうにしてるから名瀬に任せた。
...でも、それが間違い。
そういうつもりじゃないの分かってるけど、名瀬の手が触れる度に身体がビクビクしている。
「...ぁ...んっ」
我慢できなくて、喘ぎ声が出てしまった。
「洗うだけ...だったんだけど」
思いがけず俺が乱れてるから、少し困った顔。
俺だって自分の反応にビックリしてるんだ。
多分、今の特殊な状況がいつもより敏感にさせてる。
意図を持って動き始める手。
全身が性感帯になってるかのように、どこを触られても気持ちいい。
信じられないくらい感じて、声が枯れるまで喘がされた。
絶頂をむかえて白濁を出した瞬間、目の前がスパークする。
「え...洸ちゃん?洸ちゃん!!」
慌てる名瀬の声を聞きながら、意識を手放した。
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