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そんなわけがない。
散々痛めつけられた直後に恥ずかしい姿勢で恥ずかしい場所をいじられてよがってしまうほど、俺は変態じゃない。マゾでもない。
しかるべきところで、しかるべき部分を擦らない限り、気持ちいいわけ、
「──なァあああンッ!」
思考の途中、ペンが一気に引き抜かれた。
なんの合図も覚悟も無しに。
自分の口から漏れ出た声は信じられないほど甲高く、あられもないものだった。
周りの壁に響いて、何倍にもなって俺の耳へと返ってきた。
脳を揺さぶられたみたいに目が回って、グラグラする。
「はーっ、はー……」
「え? ごめん。いまの痛かったかな?」
「くっ、……てめっ……」
「ごめんね」
こいつ、絶対にワザとやってやがる──。
「オイ! いい加減ふざけてねぇで、さっさとほどいてくれ!」
「やだよ」
「は?」
「まだ凛くんの気持ち、きいてない」
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