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「ゆるしてくれないなら、おわびする! ちゃんとするからっ!」
「も、いい……」
「そうだ、ぼくの家に来てよ! きのうのお礼もあるし、何かごちそうする! シャワーもパンツも貸してあげる。ねっ!」
「鶴見っ……」
「あ。でも、もうすこし休まないとダメかな? だいじょぶ? 立てる?」
「……も、……俺に、構うな……」
「やだよ。ぜったい連れてくからね! じゃなきゃ気がすまないもん。だって──」
力の入らないこぶしをあたたかな手のひらで包み込み、ぎゅっと握らせてから、鶴見はやさしく微笑んだ。
「まだ終わらせないから」
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