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まだ夕方だ。星には早い。
でも、興味本位で小さな穴をのぞきこんだ瞬間、妙な感覚におちいった。
筒の中に広がっていたのは、俺がふだん過ごしている世界のミニチュアだったのだ。
学校の窓。中に見えるのは教室。窓際の席──つまり、俺の席が見える位置にピントがばっちり合っている。
「……」
一瞬、目の前の視界が揺らいだ。
ゆるされるなら、見なかったことにしたい。
罪悪感のせいで長らく忘れていたが、あいつは変態だ。ド変態だ。
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