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ある日のこと
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今日、俺は長年片思いしてる人に思いを伝えようと思う。
その為には今夜の祭りに誘う!
まぁフジに言われたことなんだけどな?
「なあなあレトさん。」
「んー?何、キヨくん。」
「あのさー……今夜の祭り一緒に行かね?」
ここで断られたらもう…うん、諦めよう
「おお!祭り!!いいなぁそれ!」
っし!
誘えって言ってくれたフジに感謝だわこれ
「んじゃ、始まるのが4時だから…3時半にいつもの公園で」
「りょーかいしたー!」
あーもう…一々可愛いんだよなぁ…ほんっと
(因みにSkypeだからな)
さすがに3時には来てねぇよな…しばらく待つかー……ん?
「あ!キヨくーん!!待っとったでー!!」
ブンブンっと手を元気よく横に振るレトさん…
あれ!?俺時間間違えてたっけ…!?
「間違えてないで?」
「おわっ!?」
「そんなに驚かんでもww」
「いや…うん…」
ってあれ…!?レトさんよく見たら浴衣じゃねこれ!?
「なあなあキヨくん、キヨくんはなんで浴衣着てこなかったん??」
「…俺が浴衣持ってると思うか…?」
「持ってへんな」
「即答かよ」
「まあ…なんだ…その、似合ってる…」
「そう言ってもらえると思ったで!!!」
「自信満々かよ!!」
くっそ可愛すぎかよ…ッ!!
今日理性持つかな…ははっ…
「うわぁっ…!!!
俺、祭りとかひっさびさに来たわぁ…」
「レトさん子供みたいwww」
「酷いなー!大人ですー!!!」
いや、そんなにはしゃいでどこが大人なんだよ←
「あ!キヨくんキヨくん!俺あれ食べたい!!りんご飴!!」
「レトさんほんっと甘いの好きだよな」
「だって美味しいやん!!あっまぁいの!」
「はいはい、しょうがねぇから買ってやるよ??」
ま、今日だけな?
「キ、キヨくんが奢る…!?
明日地球終わるんじゃ…???」
「酷すぎね!?」
「はい、買ってきたぞ」
「ほ、ほんとに買ってきた…!!!」
「だから酷すぎだっつうの!」
ったく…これから告白しようとしてんのにこんな雰囲気じゃできっこねぇな…
あ、そうだ
「んー、ここで食うのもなんだし、神社のとこ行くか?もうすぐ花火も始まるし。」
「ほだねー(そだねー)」
「もう食ってるし…」
「っし、ここなら誰も来ないし花火も良く見えるだろ」
「なーんか雰囲気いいなーここ!」
……これは神様のいたずらか……???
ここで告白しろと…???
ま、やるだけやるか
「……なあ、レトさん」
「んー?何、キヨくん?」
勇気だせ、俺
「あのな、俺さ、ずっとレトさんに隠してた事があるんだけどな…??」
ここで片手取って、
「な、なんや…?」
顔近づけて、
「俺、レトさんの事が、ずっと」
「…ん…?」
「好きだった」
「ッ…!?」
言えた…
「まぁ好きって言っても振られるのわかってるし、そんな真剣に受け止めなくていいか「俺も……」………え?」
は…???
「っ…お、れも!キヨくんの事がっ…ずうっと前から好きだった……!!!」
「……じょ、冗談じゃねえよな…???」
「こんな冗談つくかぁっ…!!!」
はあっ…?まじかよおっ…
「…俺、ずっと片思いだと思ってた…」
「俺も……」
「ッ…レトさん!!!」
「な、なに…?」
「こんな俺でも良いの…?
付き合ってくれんの…???」
「そんなキヨくんがええんよ、」
「っだぁぁ…!!!レトさんっ…!!!」
堪らずレトさんにキスをした
「ちょ、キヨく…んんっ…ふっ…ん」
ぼとっと音がしてレトさんの持ってるりんご飴が落ちたけど、そんなの関係ない
「んんぅ…レトさんっ…す、き…」
「は、ずかしいっ…んぁ…から、そんな、こと言うなやっ…っ…く、るし…」
「ごめ、レトさんッ…!!」
「ええでええで、俺も…嬉しかったし…!!」
はぁ…やっと…レトさんとキスできたんだっ…!
今まで何度夢見たことか…
「レトさん、」
「なーに?」
「これからも、宜しくな?」
「ッおう!!!」
~END~
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