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「ただいま帰りました」
「お帰り皐月」
「美咲さんなんだか久しぶりだね」
美咲さんはお父さんが居る時は常に一緒に居るし喧嘩した時は1日中2人して部屋から出てこないし酷い時は1ヶ月以上出してもらえてなかったんだよね
「そうだね。皐月今日から新しい幼稚園だったけどどうだった?」
「今日ね友達出来た」
「本当に!?初めて出来たお友達なんだから仲良くするんだよ」
美咲さんは本当に嬉しそうに笑っていた
だって今までの幼稚園は1人でずっと居たからな強く言ったら近づいてくるやつは居なかったし始めて心が許したのはかなだからな
あの事も教えてあげよ美咲さんと2人で話せるのなんか滅多にないしね
「美咲さん今から言うこと秘密にしてくれる?勿論お父さんにも」
「いいよ。秘密話なんて嬉しい嬉しいわ」
「あのね今日出来たお友達の話なんだけどね男の子なのに凄く可愛くてね独り占めしたいって思うし叶うことなら美咲さんとお父さんみたいにずっと一緒に居たいなって思ったんだ」
「ダメ!!DNAってここまで似るの?!」
「何がダメなんだ美咲?」
「お父さん」
「.......愛斗さん」
「美咲いつもの部屋で待ってろ」
あれなんか美咲さん顔青くない?これ絶対短くても1日中部屋から出れないやつだなんか悪いことしたな
「皐月はリビング行くぞ」
「はい」
リビングに行って美咲さんに話した事をお父さんに言うと
「それは恋だな」
「...恋か。男の子同士で恋愛なんてできるの?」
人を好きになるって異性なんだよね普通
結婚とかも男の人同士でしてる人なんか聞いたことないし
「出来るよ。けど社会はまだ考え方が古い人が多いけど気にするな。後、その奏多くんが好きって事は周りの人や奏多くんに言っちゃダメだよ。それと男の子同士で恋愛出来るとか周りに言ったちゃダメだよ」
「分かったけどどうしてダメなの?」
「言ったら奏多くんが他の人に取られるからだよ」
かなが他の人と付き合ったり結婚したりするのなんな考えるだけで吐き気がする
「ダメ!!!!」
「それじゃ誰にも言ったらダメだよ」
「分かった」
「お父さんは応援してるよ?」
「うん!ありがとう」
「皐月が本当に本気だったら色々条件を呑むんなら色々手伝うぞ」
「条件?」
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