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ペット墓地~腐二次創作弱虫ペダルやすとも&妹ズ
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ちっぽけな墓になっちまったおまえに、俺はことばもない。
いつだ
ひろたす5才の夏かな。
あんたと金城さん、こどもらのことで手一杯って状態だったし。
地域の小学校、受け入れのことでモメてたよねあの頃。
蘇る。
『男夫婦ってだけですごいのに、さらに双子ですか!?』
遠慮も会釈もない発言、注視。
毎日が戦いだった。
そんな中でアキは、独り寂しく死んでいったんだ…
浸ってんじゃないわよ!
あたしらちゃんと看取ったわよ!
わーってるわーってる!!
にしてもこいつ、バカ犬だったよな…
箱学の寮から帰るたび、
おまえだれだおまえだれだって吠えまくって、半日くらいで思い出して、ベッタリすごしたあと、また行くと、
おまえだれだから始まるんだよね
ユキもアキも涙ポロポロこぼしてる。
おにいのばか!
犬にあたしの名前付けるなんて!!
バカバカバカバカバカ!!
そういって泣いたアキが一番アキと仲良かった…
ごめんなアキ。
ごめん…
親になるって残酷なもんだな。
今の俺はひろたすとおまえが川で溺れてたら、ごめん…ひろたす助ける。
あたしらだったら?
アキ。
同名の妹が、俺の後ろ頭を張った。
けどそういうおにいが好きだ。
がしっと抱きつかれた。
いつ以来か忘れるほどなかった兄妹のスキンシップ。
丸いの当たってんぞ
照れ隠しに言ったのに、 無粋な妹らは、二人そろって俺の後ろ頭を張りやがった。
また夏が来る。
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