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入院生活の始まり
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朝の9時半が過ぎた
看護師が見回りに来る
やることがなくてっていうよりも思うように体が動かないことに腹が立つ
薬のおかげで痛みは酷くはない。
ずっと同じ体勢で居たせいもあって背中が痛くなってきた
体の向きを変えようと動いていたら偶然通りかかった看護師の方が助けてくれた
「同じ体勢だと体 痛くなるよね。
ついでに、今日から侑君の担当になった岡田 剛(おかだ ごう)といいます。
先生からの説明は夕方だから それまで楽(ラク)にしててね。
何かあったら呼んでね」
「はい、ありがとうございます。」
「そんなかしこまらなくてもいいのに・・・
俺には普通に話して良いよ。
これから長い入院生活になるんだから。友達感覚でいいから話してね。
俺に事は剛って呼んで。親しみを込めて(笑)」
「長くなるんですか?」
「多分、半年はかかるんじゃないかな。俺は医者じゃないからハッキリとは言えないから後で先生に聞いてみな。
説明のときは俺も立ち会うから大丈夫。
あと、もう一人 看護師の人も立ち会うよ
確か・・・綺堂さんだったかな 綺堂 彩愛(きどう あやめ)さんだ。」
「わかった。剛さん もう少し話相手になってもらえますか?」
少し、意識していない緊張が解(ホグ)れた
「いいよ」
剛さんは優しく答えてくれた
俺の心のケアもあったのかいろいろと聞かれたが、答えれる質問だけに答えた。
まだ、言いたくないこともたくさんあった。
30分くらい一緒に会話をした
一人でボケーとしているよりも人と話していると時間はあっという間(マ)に過ぎた
剛さんは仕事に戻ってしまったが、少しの間 一人になった
体が動かない分 やれることもなく刻一刻と時間は過ぎた
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