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約束
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時刻を見ると夜の7時半になっていた
病院に戻る時間が迫っていた
ここに居たいと思ったが、そんなわがままは言えない
自分のために、雅哉のために少しでも動けるようになるって決めてたから
でも気持ちを抑えることが出来ず言ってしまった
「雅哉・・・、ここに居たい
病院 戻りたくない」
「なぁ、侑?
また約束しよう」
「約束?」
「そう、様子見てよくなってるからまた先生に頼んで外出許可出して貰おっ!
それで、また買い物行ったりしよ」
「・・・うん、絶対だよ」
「あぁ、絶対だ」
雅哉とまた約束をした
そして8時になり俺を車椅子に移動させてから車に向かった
家から病院まで約20分くらいで着く
車に乗り、雅哉は病院に向かう
近くなってくるとどうしてもテンションが下がった
「侑、そんなに嫌なら家に居ても良い。
でも、お前が本当にそれでもいいと思ってんなら今から家に戻る。
・・・もう少し、あきらめないで頑張ってみないか?」
俺の態度から行きたくないオーラが出ていたらしい
雅哉の言葉を聞いて自分に言い聞かせた
それはただの甘えであって、雅哉と幸せになれないと・・・
「どこまで回復するかわかんないけど頑張る!
だから病院 行くよ」
「よし、よく言った!!!
さすが侑!!」
「でしょっ!!!!!」
あっという間に病院に着いた
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