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助け
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「何やってるんですか?
その手、放してください」
声がした
聞こえた方に目をやると息を切らした雅哉が立っていた
「なんだ、お前?
誰だよっ、まっ、興味ねーから良いんだけど」
「俺は伊井田 雅哉
早く、侑から手を離せって言ってんだよっ!!」
「あ゛ぁ~ん、何様だよ、てめぇー!!」
俺は、抵抗してるが逃げられず叫んだ
「ま、雅哉 助けて、うっ・・・、お願い 行きたく・・ない」
涙が流れた
雅哉が言った
「お前、まさか 仁って言うやつか?」
「だから、なんだよ!!!」
仁は苛立ちして怒りを露わにしていた
「早く、侑から手離せって言ってるんだ
何度も言わせるな!!」
「ははっ、お前こいつの言ってた恋人か?」
「だからなんだ!!
いい加減手を離せ!!」
「わかったよ、望み通りにしてやるよっ」
と、同時に俺の腹に蹴りが入った
「う゛っ、ゲッホ・・・ゲッホ」
腹に激痛が走る
「おい、てめぇ何してんだ!!!」
俺から仁が離れ雅哉が俺を抱き起した
雅哉の顔には怒りしかなかった
その場から逃げようとする仁に雅哉が
「まて、逃げんなよ!!」
大声で叫ぶ
「なんだよ、放しただろ?
また今度、迎えに来てやるよ」
「待てって言ってんだよ、
お前は、侑の動かなくなった体見てもそんな生意気な態度取ってられんのか?」
「そいつ、ただ演技してるだけだろっ」
「そんな風に見えんのか!
よく見ろよ、お前が全部やったことだぞ!!」
「・・・」
仁は黙って俺を見つめた
俺は仁が怖くて雅哉の腹に泣きながら顔を埋めた
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