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親友だからこそ
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2人を家に招き大学の話とかしてる
道中では車椅子の事について触れてはこなかったけど気になってると思う
俺は海史に話そうと決心した
隠し通せることではないし、親友だから知っててもらいた
雅哉にもその話をしたら「俺もいるから大丈夫、きっとわかってもらえる」って言ってくれた
少ししてお茶を飲んでから口を開いた
「海史、聞いてほしいことあるんだけど・・・」
「なんだ、そんなにかしこまって」
「お前は会ってから何も言わなかったけど、俺の身体の事なんだ
俺の身体、左腕以外動かせないんだ・・・」
「うそだろ・・・
冗談やめろよ・・・」
夢ちゃんは何も言わず静かに聞いている
「冗談じゃない、前の彼氏にやられたんだ・・・
金槌で両足と右腕の骨を折られて、粉々にさせられた
折れた骨のせいで神経も全部切れた
だから、もう体が自由に動かせないんだ
今は、雅哉にいろいろやってもらってるんだ」
「・・・っ、なんで連絡よこさねんだよ!!
なんで、そんな奴のとこにいたんだよ!?
・・・・・もっと、信用してくれてもよかっただろ・・・・」
海史は怒りと悲しみが入り混じっていた
「なぁ海史君、そんな怒んないでくれないか
・・・侑が元彼のとこから逃げてきたとき体中痣だらけで腕と脚は腫れ上がってた状態で立つこともできない中で助けを求めてた・・・
たまたま通りかかった俺が病院に運んだんだ
病院の先生がレントゲンを見て言った一言が2度と両足と右腕は動かないって言ったんだ
それでも侑はリハビリをしてる・・・
何か月もリハビリをしてもなかなか成果は出なくて悔しがってた
だけどあきらめないで頑張ってんだ・・・
いつでもいいから、今度病院に来てくれないか?」
雅哉の言葉に驚いた
「あ、あのさ海史、まだ俺入院しててたまたま外泊許可出てて家にいるんだけど今日の夜にはまた病院 戻んないといけないんだ。
だから、今度夢ちゃんと一緒に来てほしいんだ」
「・・・わかった、行くよ
行っても良いけど、少しでも良くなってなきゃもう行かねーからなっ」
「わかった、頑張るよ
だから、絶対来いよ!!」
すると雅哉と夢ちゃんが笑い出した
「「なんで笑うんだよ」」
俺と海史でハもった
「2人は本当に親友なんだなぁ~と思って・・・
雅哉さんはなんで笑ったんですか?」
「俺は、侑がまたやる気を出したと思って・・・」
2人の笑が止まると俺はもう一つ報告した
「ついでに、雅哉は俺が入院してる病院の理学療法士で俺のリハビリを担当してるんだ」
「マジかっ!?」
「本当ですか!?
なんかすごいですね
私、今看護学校行ってるんですけど今度の研修でそこに行こうかな」
「そうなんだ、頑張ってね」
「はい、その時に侑さんにも顔出しできるし海史も来ればいいんだよ」
なんか夢さんは楽しそう・・・
それからいろんな話をした
連絡先も交換した
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