アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
再会4(響也視点)
-
冴岐に誘われて来たのはゲイバーだった。
聞けば、最近見つけたらしく足繁く通いバーテンに癒されているのだそうだ。
「お前、本当に通ってるのか…」
「そうっすよ! いつもお酒作ってくれる子が凄い聞き上手なんすよねー」
ウキウキで店に入っていく冴岐。
おいおい、そこは俺が最初じゃないのか…と苦笑を浮かべるがあとをついて行く。
「ほらほら、あの子っすよ。他の子は押しが強くてあんまっすけど、あの子はすっごい儚い系なんすよ!」
と、熱弁を繰り広げる冴岐。
確かにカウンターに居るバーテンは、消えてしまいそうな危うさを持っているようにも思えた。
しかし、独特な雰囲気だな…
あんな雰囲気を持った奴に会ったことある気がする、と頭の隅で思う。
少しの間見ているとそのバーテンと目が合ったきがした。
「何ボーッとしてんすか?行きますよー。あの子の作るカクテル美味いんすよ」
「わぁったよ、てかお前酒嫌いだろ。」
「ノンアルは別っす」
早く早くと急かす冴岐の後ろを歩きカウンター席に座る。
また、バーテンと目が合った気がした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
25 / 45