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喉笛#4
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「おいた〜にゃ!」
突然後ろから自分の名前を言われ、大きく肩を揺らす。
「だ、誰ですか…ってかずやんさん!?」
いつもテンションが低いけど、流石に予想していなかったことに驚く。そして何も言わずに差し出された傘を受け取ると、かずやんさんは怒ったようで嬉しそうなようで…不思議な表情になった。
「何で何回も呼んでいるのに振り向かないの!
…一緒に帰ろ!」
「え、どうゆうこと…何でここにかずやんさんが?」
頭の中を埋め尽くした疑問を1つ1つ消していこうと、質問してみる。
「た〜にゃが野宿するのは嫌だからだよ」
「する訳ないし…」
かずやんさんの冗談に笑みを返すと、肩に腕を組んで来た。
「誰かが困っていたら助けるのが俺!それに、た〜にゃと一緒にラジオ録ってみたいし」
冗談か本気かわからないその言葉に、同タイミングで笑い出す。やっぱり好きだ、この人は。
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