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喉笛#5
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「おじゃまします…」
小さく呟き、かずやんさんに続いて家に上がった。
「どうぞどうぞ〜取り敢えず風呂入る?」
「…えっ」
床が濡れないようにとジャケットを脱いで手にかけると、Yシャツも濡れていたことに気が付く。
だが、そんなことはどうでも良い。
"風呂"という言葉に反応してしまった。
「えっと…風呂?」
「うん?」
「それは…その……」
別れて入るか、二人で入るか…だなんて、聞ける訳がない。
天然で鈍いかずやんさんだから今考えていることだなんて悟られるわけもなく、視線の行き所が見付からない。
すると、かずやんさんは顔を明るくさせた。
「あぁ!勿論、俺とた〜にゃの二人で入るよ!」
「!?」
突然口から出されたその言葉。考えていることがバレたようで、少し恥ずかしい。
「それじゃあ、入ろっか」
今まで見たことがない顔をするかずやんさん。
ドキリとし、胸が熱くなった。
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