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喉笛#9
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「た〜にゃ」
深い深い眠りに付いていると不意に言われた。
その言葉に反応できたのは、右腕に添えるように顔の近くに置いていた左腕を強く掴まれたからだろう。
「ん、ぇ…すみま…せん?」
全く回らない脳を使わずに適当に言葉を並べる。だが、そんな脳を頑張って働かせてみると、今の自分が置かれた状況が不思議なことに気が付いた。
「…気付かない?」
「…」
かずやんさんの煽るような言葉に、首を横に振る。それに合わせて、首をこてん、と横に向けた。
「無防備だよ。誘ってるの?」
少し怒ったような口調。その理由がわからないのは、寝起きだからのかバカだからなのか…わからない。
今自分の体の上に、かずやんさんが馬乗りで座っている。
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