アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
.
-
連日行為をしていたから、今日はもうないと思った。閉館時間までいたから21時半だし、晩酌をした父親はもう寝ていると思った。それが甘い考えだと知ったのは、玄関を開けたときだった。数人の男物の靴があった。中からは、下品な笑い声と、自分の喘ぎ声が聞こえる。一気に現実に戻され、足がガクガクと震える。廊下に出てきた男は放心状態の蓮を見つけると、ニヤリと笑って手を引っ張った。
「ほら、主役のお出ましだ。今な、鑑賞会してたんだ。こんな澄ました顔してるのに、とんだ淫乱だなぁ。」
リビングには、父親以外に5人の男。見たことのある男も、見たことのない男もいた。みんな30〜40歳代くらいで、見た目は普通のサラリーマンみたいだった。
「ぉ、と、さん…っ、たすけ…」
無意識に呟いて助けを求めるが、その声はテレビから聞こえる自分の喘ぎ声に消されて届かない。男たちは下品に笑いながら蓮に手を伸ばし、震える身体を押さえつけながら、服を脱がせていった。
「すげー震えてる。こういうの、好きなんじゃないのか?」
「最初だけだ。そのうち自分で腰を降り出すようになる。」
好きなはずがない。やめてほしくてたまらない。けれど、抵抗すれば長引くだけだと知っている蓮は抵抗できない。その様子が男たちを付け上がらせていた。
「肌白いな。すべすべ。その辺の女より良いな。」
「だろう。病みつきになるぞ。中の具合も良いからな。」
男たちが揶揄する言葉も、蓮には理解ができない。もともと性の知識がほとんどない段階で初体験を迎え、それも望まない体験であったため、蓮は年頃の男たちが興味を示すような、性に関する話が苦手だった。正しい性知識が身につけられない状態で、ただ一方的で暴力的な性行為を受け続けている。
怖くて怖くて目をぎゅっとつぶって身体を強張らせる。乳首をつねられ、痛みにたまらず喘ぐと、感じていると勘違いされて笑われた。涙が溢れてくるが、両手を掴まれているため拭うこともできない。
「おい、自分で入れてみろ。」
父親が先に寝転んで、その上を股がるような姿勢にさせられる。周りは実の親子の性行為を囃し立てるようにニヤニヤと笑いながら、蓮が逃げないように四方八方を塞いでいる。蓮は震える足でどうにか立ち膝になり、パニックになりながらも父親のペニスを自分の孔に充てがった。
「ふ、ぅ、ぁあっ…っ」
なかなか入らず、涙が溢れてくるが、途中でやめたときのことを考える方が怖かった。
「おら、そんなんじゃ入らねーよ。もっと腰落とせ。」
そう言うと、父親は蓮の腰を掴んで下に押さえつけた。
「やぁぁっ!あ、あぁっ!」
父親が押えつけると同時に、周りの男たちが蓮の肩を押さえ込み、奥まで一気に入ってしまった。連日受け入れていたとはいえ、ほとんど慣らしていない状態だったため、孔が傷つき少量の血液が垂れていた。痛みで意識が朦朧としながらも、衝撃に耐えきれず涙がボロボロと溢れてくる。血液で滑りやすくなったのか、父親は息を深く吐いた後、律動を始めた。
「上も空いてるから誰か使え。」
「じゃあ俺が。」
項垂れていた蓮の頭を掴み上に向けると、すでに勃っているペニスを無理やり突っ込んだ。下に受ける衝撃と痛みで訳が分からずパニックになっているため、口にいきなり入ってきたものにどう対処したらよいか分からない。反射的に吐き出そうとすると頭を押さえつけられ、抜き差しされた。
「へたくそ。尻使われたい?使われたくないんだったら、ちゃんと舌使って。」
そう言われても、舌は恐怖と息苦しさで喉奥に引っ込んでおり、噛まないように口を開けるので精一杯であるため、指示通り舌を使ってやることができなかった。その間にも孔を犯され、激しい律動は続いていた。
どのくらい経っただろうか。テレビから聞こえていた自分の声はいつの間にか消え、部屋には蓮の声が響いていた。
「ふぅ、ぅんーっ、あっ、やめ、ごめ、な、さっ」
痛みはいつしか快感に変わっていた。蓮にとって快感は暴力と同じで、怖くてたまらない感覚だった。必死で謝って身を捩らせるが、許してくれるわけがなかった。無意識に逃げようとする蓮の身体を男たちは無遠慮につかみ、逃げようとした罰と称して首を締めながら犯していた。
「首を締めると、下の方も良く締まるだろう。くれぐれもやりすぎるなよ。死んだらシャレにならないからな。」
ほとんど蓮には聞こえていないが、蓮の心は深く傷付けられていた。行われる行為だけでなく、言葉さえもが蓮を傷付け、立ち直れないところまで追い込む。
蓮は、どうしようもできない状況の中で、逃避するように昔を思い出していた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 9