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「み....こ...みこ..美鼓」
鬼龍さんの声
朝...かな?
起きないと...
「起きないと悪戯するよ?」
―バンッ!
「なんだー起きちゃったかー」
「お、起きますよ!」
俺は風のごとく上半身を布団から起こした
あのまま起きなかったら自分はどうなっていたのだろうと思う
―ズッキーン!
「いったぁっ!!」
俺は腰を抑えた
物凄い激痛が腰に響いた
多分昨夜のせいだと思う
そう...俺達は昨夜、共に過ごしたのだ
覚えていない...と言いたいところだがバッチリ覚えている
―あぁ。恥ずかしい
「ごめんな、昨日は上手く抑えが聞かなくて」
腰を擦りながら耳元でそんなことを言ってくる
そう、元はと言えば鬼龍さんがあんなことしてくるから...
「今日は仕事休みだろう?体も痛いだろうし、ゆ
っくり休むといいよ」
ちゅっ 額にキスされた
―ドキッ
なんかスキンシップだけでドキドキしてしまう
ほんとに両思いなんだと改めて実感する
ふと、思ったのだが...
事後なのに、お尻に違和感が無いのである
確か鬼龍さんは中に出したような気がしたが
「鬼龍さん、俺が寝たあとって...?」
「お風呂場に行って綺麗にしてあげたよ」
満面の笑み...眩しすぎますよ。
寝てたし、ほんとに記憶にない
「そしたらね、美鼓の後ろを洗っている時に美鼓
がすごく可愛い反応して俺耐えるの大変だった
んだよ?」
「っ..!?」
「中から俺のを出しているだけなのに、んっ..と
か声が聞こえてきて俺の指を締め付けてく...
むぐっ」
俺はもう平常心で聞いていられなくなって鬼龍さんの口を両手で塞いだ
「も、もうやめてください!」
必然的に語尾が強くなる
顔が熱い、火が出そうだ
―れろっ
なぜなめる!!?
指を舐められてるだけなのに変に感じてしまう
「んっぁあ...やめて..くださいっ」
―くちゅっちゅっれろっ
俺は徐々に立ち上がってきたそれを気づかれないようにもじもじさせたが鬼龍さんには気づかれていたのかもしれない
「もう1回、しとくか?」
にやっと笑う、とても怪しい。
でもこれも俺の好きな鬼龍さんの顔だ
鬼龍さんの顔が近づいてくる
目を瞑れ そう言われてしまったら従うしかない
鬼龍さんの気配が近くなる、息遣いも心臓の音までも聞こえてきそうだ
―ドンドンドン
ん?足音?
薄目を開けるともう少しというところで鬼龍さんも目を開けて止まっていた
またか、という顔をして
....多分あの人だ
―バーン!!
「美鼓くん!!!会いに来たわよー!」
ついでに鬼龍にも いつものように悪態をついて勢いよく入ってきたのは
鬼龍さんのお姉さんである麗華さんだ
さっきの続きはできそうにないらしい
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