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俺の名前は桃山志乃。
2年にあがった頃、俺は入学したことを後悔する。
そのきっかけというのも幼馴染の優希。天真爛漫というか抜けてるというか、昔っから危なっかしくて俺が面倒見てた。朝寝坊しないように朝起こしに行ったり、一緒に登校してる。この高校に決めたのも朝が弱い優希のため、1番家から近い里崎を選んだ。
平々凡々な生活をしてきて、新しいクラスにも馴染み始めた矢先、ビッグニュースが舞い込んできた。
それは朝のことだ。朝、優希を迎えにいくと学校には行かないと言い出して説得しまくり遅刻ギリギリ。なんでそんなこと言い始めたのかは休み時間の時よくわかった。
この学校には不良というお方達がいて、しかもランキングが決まっているらしい。ちなみに今のトップは3年生の森伊月。なんでも1人で1日のうちに全学年制覇したそうだ。
その偉大なる不良のてっぺん森伊月が教室に来て、優希に「昼休み弁当持って屋上にこい。」と言って出ていった。さーて、そこで顔を青くしている少年。話聞かせてもらおうか??
「優希ー。なんでお前、森伊月に目付けられてんの?」
固まった幼馴染のほっぺたをつんつんしながら呟く。
「志乃ー。助けて〜!!やだ、俺死にたくない!!!」
相当混乱しているのか肩を持って前後に揺さぶられる。脳が揺れてきもちわるい。
クラスメイトの目もあるし、ここは一旦トイレに逃げようかなー。
「優希。詳しくは後で聞くからついてきて」
そのまま授業を1時間だけさぼり泣きじゃくる優希を連れて近くのトイレに行った。
「で、一体どうしたの?なんかしたの?」
「違う!してないよ!!実は先週の金曜日、志乃と帰れなかったでしょ?その時に呼び出されて行ったらつ、、付き合ってって言われたの」
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