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あれから屋上からバイク置き場に移動した。2人ともバイクを持っているらしく優希は森先輩に。俺は美影先輩に乗せてもらうことになった。
「バイクで20分ぐらいだから、しっかり捕まっとけよ。ほら、ヘルメット」
「ありがとう伊月!」
慣れた様子で森先輩のバイクの後に優希が乗る。
「高崎くんは休みの日に何度か溜まり場来たことあるんだよ。だからバイクにも慣れてんの」
「俺、声に出てました?」
「俺の感(笑)。ほら、お前もヘルメット」
頭にヘルメットを置かれる。俺はバイクなんて乗ったことないんだけど…。大丈夫かな
ヘルメット付けてバイクの近くに行く。うん。これ足つかないやつだわ笑
自分の足の短さに嘆き、美影先輩を見つめる。
「乗ってて大丈夫だぞー?」
「足が届きません」
「え?」
丁度ヘルメットをつけ終わった美影先輩。不思議そうな顔して、、俺だって言いたくないっつーの!
「だからー、足が届かないんです!」
「ぶはっ…!くくっ、、ごめんごめん。今乗せるから」
笑うな〜!
美影先輩が俺の脇の下に手を入れて持ちあげてバイクに乗せてくれた。俺の前に美影先輩がまたがる。
「俺にしっかり捕まっとけよー」
「…」
返事をしない俺を変に思ったのか後ろを振り返った
「ももくーん。なになに?もしかしてさっき笑ったの怒ってるー?ごめんごめん笑」
頬を膨らませてるとまたもつんつんしてくる。
「別に怒ってません。どうせ俺は先輩より足短いですもん」
「もんとか可愛い(笑)それじゃあ出発するからしっかり腰に手回してね」
「あ、はい」
実際どれくらい掴めばいいか分からず上着を軽く握ったら、
「そんなんじゃ振り落とされるよ」
と言い、俺の両手を先輩の前で組ませた。それはつまり俺の顔が先輩の背中に密着しているわけで、、つまり。そのー…めちゃくちゃ居心地良かったです、
結局俺は溜まり場に着くまで大きい背中に凭れて大好きな先輩の匂いを堪能していた。
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