アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
17
-
あれから幾度か日がすぎて俺たち学生には避けては通れないテストが目の前まで迫っていた
「もうすぐテストだからお前達、赤点とるなよー。もしとったら夏休みは楽しい補講の日々だぞ(笑)じゃあ、今日は解散!」
まるで他人事のように笑う担任に少しイラッとしたが、まぁ俺が教師の立場だったら同じく楽しんでいるだろう。
帰る準備をしながら今日の夕ご飯について考えていると泣きそうな顔をした優希がきた
「志乃…どうしよお〜!今回はほんとにやばい。テスト終わった」
「まだテストは終わってないよ。今回も俺が教えてあげるから頑張ろ?」
「持つべきは親友!」と抱きつかれ、どうしようかと周りを見渡したら美影先輩たちが教室の入口で手招きしている姿が見えた。
「優希。先輩たちきてる。早く行こ?」
手を引いて先輩たちの元へ急ぐ。
「ありゃ〜、高崎くんは勉強苦手なタイプなんだね」
いつものように4人で下校中、話題はテスト。
「そうなんです。どうしよ〜!赤点取りたくない…。でも志乃に迷惑かけたくなくて!」
「俺は別に迷惑とか思ってないよ。」
「なら、俺が教えてやる」
それまであまり言葉を発しなかった森先輩が喋った
「伊月ほんと?!でも伊月も勉強あるんじゃ」
「俺はわざわざテスト勉強なんてしない」
「そーそー。伊月は天才だからね、教科書読めばわかるんだって。ムカつくよね〜。それで毎回3位以内だし」
「それはお前もだろ」
「俺は勉強します」
先輩たちって頭良かったんだ
「じゃあテスト勉強会やろ!伊月の家で!」
「はぁ?!なんで俺ん家なんだよ」
「言い出しっぺは伊月」
「俺は何も言ってねぇ。」
「まぁまぁ、それじゃいこー!」
美影先輩が閃いたように提案した。森先輩はびっくりしてたけど、急遽先輩の家でテスト勉強会をすることになった。
ついた場所は高級マンション。ここに森先輩住んでるんだ…。優希も来るのは初めてらしくて目が真ん丸になってる
「ぼっーとしてんな。いくぞ」
先輩たちはいつの間にか歩き出してて、急いで追いかけた
森先輩はかっこよくカードでロックを解除した。部屋は12階だって。金持ちだよ…
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
17 / 107