アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
26
-
俺は優希が好きだ。ふわふわの髪も大きい瞳も桜色に色づいた頬や唇も、全てが好きだ。ただ単に容姿に惹かれたわけじゃない、芯があって俺にないものをたくさん持っている。俺の膝に乗って楽しそうに話をしているのを見ると心があらわれる。
「話すの疲れたー。サイダー♪サイダー♪」
膝に乗ったまま机の上にあるサイダーを取ろうとする。危ないな
「ほら、こぼすなよ」
「ありがとう!伊月!」
こういうところも愛らしい
当麻にもこういう存在が出来たらいいんだかな。
ゴクゴクと飲むのをみて、目の前に座る当麻に視線を向けると桃山が乗ってた。当麻は愛おしそうに背中を撫でている
「お前らそういう関係なのか?」
考えるより先に声が出ていた
「え?俺に言った?」
「お前以外に聞くやつどこにいる」
「ごめんごめん、別に俺たちはそんな恋人とかそういう関係ではないよ」
お前は関係ないやつにそこまでやるやつだったか?変わったな
「ふーん。そうか、」
「自分から聞いておきながら興味なさげだなー」
「あったほうがいいのか?」
「いや、どっちでもいい」
「じゃあ言うな」
「あは」
こいつは真剣なのかそうじゃないのか曖昧すぎる。そういう性格とは分かっているがな。
はぁ
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
26 / 107