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教室まで高崎くんを送ったら、ももくんは早退したと聞いた。
せっかく高崎くんのモチベが少し上がったと思ったのに元通りだ。今日あたりお見舞いに行こうかな…。
夕方、伊月たちとは別行動で帰った。ももくんのお見舞いだ。行く途中、ゼリーとか色々買った。
インターフォンを押すとパジャマを着たももくんがでてきた。
「美影先輩、どうしたんですか?」
「ももくんが早退したって聞いたからお見舞いと、お弁当箱を返しに♪」
買った袋を見せて中に入った。
入るのは初めて。今までは家の前まてだったからな。整理された部屋で、リビングに通された。家族で撮ったと思われる写真が飾られていて、つい見入ってしまった
「先輩、お弁当箱貰います。無理矢理押しつけた感じになってしまってすいません」
「あ、はい。そんなこと無かったよ。俺はももくんのお弁当たべられて幸せだった」
「ほんと…ですか?」
「ほんとだよ」
どれだけ味が強かろうと弱かろうと、たとえ焦げていたとしても君が一生懸命作ったものは美味しいんだから
なーんて自覚する前はなんとも思わずに言えたのにな(笑)
今は言えないや。いつかその時が来たら言うからね
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