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あれから俺の夏休みは安泰で、快適に過ごすことが出来た。休みは時間の流れが早いというが、夏休みも明け体育祭の準備に取り掛かっていた。
体育の授業は全部体育祭の練習。放課後もだ。つまりグラウンドを使う部活動生は放課後肩身が狭くなる。可哀想に…。
可哀想というのは俺の隣にもいて、森先輩たちは3年生だ。何が言いたいかわかるよね。朝から放課後までみっちり練習。
だから一緒に帰れなくて嘆く人がいる訳
「も〜!志乃は寂しくないの?!」
「寂しいけど3年生なんだし仕方ないよ」
先輩たちとは事実上お昼休みにしか会えない。あと会えるとしたら金曜日の放課後。一緒に帰れるから。
ほかの日は次の日が学校だからダメと言われた。
今日は金曜日だから教室の窓を開けてグラウンドで練習する先輩たちを見ている。
「早く終わらないかなー」
「無茶言うなよ。ほら、今のうちに週末の課題済ませとこうよ」
「はーい」
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