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俺が2人に聞くと鈴森くんはキラキラした瞳で興奮気味に説明してきた。
「腐男子とは!!!男同士の恋愛を扱った漫画や小説、いわゆるボーイズラブが大好物な男子のことを言います!!しかし!だからといって自分が当事者な訳ではなく!
あ、く、ま、で!他人のイチャラブを見るのが好きなんです!!!!」
身を乗り出して熱く語る鈴森くんに堀宮くんはまたバシッといい音を立てて頭を叩いた。
「落ち着けっての。
悪いな、こいつこーなると中々止まらねぇんだわ」
「む、僕はいつでも落ち着いてるよー!」
「どの口が言ってんだよ」
2人の息の合った掛け合いを耳にしながらさっきの鈴森くんの話をゆっくりと理解する。
「男同士の…あぁ、なるほど。」
「、、、あの、もしかして夜伽君はそーゆうの無理って人??」
さっきのテンションが嘘のように不安そうに聞いてきた。
「や、そうじゃなくって。ただ少女漫画みたいにそーゆージャンルの本とかも出てるんだなって」
「~~っ!そうなの!少女漫画みたいに甘々なんだよ!!!」
俺の言葉に一瞬目を見開いた鈴森くんは嬉しそうにぎゅーっと抱きついてきた。
なんか、爽やかイケメンな見た目なのに可愛いんだよなぁ
なんて思い、頭をよしよしすると顔を赤くさせた鈴森くんが「はっ!これはまさか他から見たら萌の対象に!!!」なんて言いながら急いで離れていった。
そんな彼を見ながら俺と堀宮くんはくすくす笑った。
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