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フジ目線。伝えたい思い
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とことこ
焼き肉屋に向かってる。
ヒラ、可愛いな…
女装だからかな…
姉貴の服、ヒラに似合うのかな?
あんまり服見てなかったからわかんないや。
服とか、ゲームとかすぐ俺に聞いたりするし、嬉しいけど
ヒラにとって俺はなんなんだろう。
「フジ!」
「え!?」
ぼっとしてた!
「着いた。」
キヨにとって俺はなんなんだろう。
敵みたいな感じ…?
…どうしようか…
「どうしたの?」
「ヒラ、奥座っていいよ!」
「う、うん。」
隣に座るか…向かいに座るか…
なんか緊張…
よし!ヒラのためだからな。
「こっち座る。」
向かいに座る俺に
「え!?」
キヨ…緊張してるのかな?
「何頼む?」
普通に普通に。
「見せて!」
キヨ、座る。
距離が狭い。
「ヒラ、何がいい?」
「これがいい。」
「俺もこれにしようかな。」
なんか親密。
「フジは?」
「お、同じの。」
「じゃ、頼む。」
頼み終わって
「おしぼり…」
キヨとヒラの手が触れる。
!?
「ご、ごめん!」
「うん…」
なんかイライラする。
自分がしかけたことなのに…
ヒラを応援するって決めたのに…
いつもいつも自分がしかけたのに、後悔した部分がある。
なんて情けないんだろう。
帰り道
「食った!」
「晩ごはんにしては早いね。」
ヒラ、前はあんまりキヨとしゃべんなかったのにだんだん心が開いてる。
俺は悔しいよ。
「ちょ…トイレ!」
「ww」
「ヒ…「今日は、ありがとうね。」」
!
「フジには、助かってるよ!」
ああ、俺はなんでいつも情けないんだろう。
「ありがとう。」
ヒラ、俺、ずっと…
「ヒラ…」
「ん?」
「昔からヒラのこと、好きなんだよ(泣)」
伝えたい。
「…え?」
はっ!
「昔って?」
…………………………
ここからちょっと展開が重くなります。
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