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ヒラ目線。目覚め
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記憶編終わりました!(謎の報告)
………………………………………………………………………
ここ…
ベッド……
白い壁に緑のカーテン、大きな窓
そして点滴…
ああ、そうか…病院で寝てたのか…
確か…家で倒れて…
ピーシッ←カーテンをあける音
「……っ…!?…翔……?」
母さんはぽたぽたと目から涙を流して
ぎゅっと俺を抱きしめる…
母さんに最後に抱きしめられたのはいつだっけ?
なんだろう…このあたたかさ…久しぶりすぎて覚えてない…
急に母さんは向き直る
「お医者さん呼ばなきゃ!呼ばなきゃ!」
ハタハタとしてる母さんは母らしく見える
お医者さんが駆けつけ、診察をはじめる
「自分の名前は?」
「平野翔…」
「年は?」
「〇〇歳」←年なんとなく隠します
次々といろいろな質問
そして最後
「今現在のお友達の浩介君は?」
「…」
確か…
「…どこかの国で仕事…だったはず?」
「翔…!」
母さんはまた抱きしめる
"よかった"という言葉を何回も繰り返しながら…
俺は一週間…意識がなかった…
そのとき長い夢をみた気がする…
あれは夢なのか?懐かしい思いがしたのは確か、怖い夢…トラウマみたいに…
こーすけと俺…
そしてフジとキヨ…
キヨ…
よく覚えてないけど、キヨには謝らないといけない…気がする
行かなきゃ……
俺はスリッパを履こうとする
「翔?どこに行くの?」
「帰らないの?」
「検査してからです」
お医者さんが口を動かす
「脳などの状態を見たいので2、3日かかると思います」
2、3日…
次の日から検査が始まった
検査っていっても休み休みが多い
「では今日の検査はここまでです!」
13時30分…このあとなんもやることがない…
スマホは電池切れ…
寝るしかないのかな?
ピーシッ
「平野さん、すいません。寝てましたか?面会の方がいらっしゃいました。」
面会?
「一週間ぶり…!かけ…ヒラ…」
!?
………フジ……?
………………
当初のヒラの名前を作った時はひらのしょうという名前でした。有名人にひらのしょうという名前知らなかったので…
これからはしょうではなくかけるという設定にします。
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