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フジヒラ目線。隠されぬ想い
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翔…ヒラ…は昔から1人でいろいろと悩んで
その悩みをこーすけにも俺にも言わなかった…
キヨに出会った時も…
そして1人で抱えこんだまま…
記憶をなくした。
記憶がなくなった後も1人で悩む癖は変わらない
けど…
久しぶりにまた会った時、悔しいことだったけど俺をはじめて頼ってくれた。
嬉しかった…
ますます好きが高まってつい…"言ってはならない言葉"を漏らしてしまった。
ごめんね…
ピッシー
元気よくそして何もなかったように……
「久しぶり!かけ…ヒラ!」
あぶなっ!昔みたいに翔と呼ぶところだった…
だってここ…
1ヶ月、ヒラが眠ってたところとまるっきり似てるから。
その頃のヒラが記憶ありで起きた気がして…
「フジ…久しぶり」
そうだ…言うんだ
「ごめん!」
ヒラ目線
「ごめん!」
へ?
急にフジが言い放った言葉
「あのときの好きはウソだから!」
そうだ…俺、フジに告白されたんだ
夢のフジと今いるフジがごちゃになって頭が追い付かなかった
ウソか…ウソ…ウソ…?
どっかで聞いたことある言葉
フジは少し汗を流してる…ああ、本当に…
「フジはウソつくの下手だよ…」
「えっ…」
!?
急にこぼれた言葉…
口がまた動く
「フジは…」
〔明は〕
「ウソが顔に…」
〔出やすいよ〕
「俺はわかるから…もう…」
〔「ウソをつかないで」〕
!?
昔、どこかで同じことを言った覚えがある
フジ…
あ……き……ら…?
明…
高校からの大切な友達
『俺が翔を守る』
「…ヒラ、その言葉…」
「フジ…思い出したよ…全部じゃないけど清川君のこと浩介、そして明のこと…」
「えっ…本当に?」
気づけばフジは泣いていた…
"ごめん…あの時、守ってあげられなくて"
"俺こそ、ごめん。先輩の件、言えばよかった。ごめんね…フジはちゃんと守ってくれたよ"
…俺も泣いてた
「ごめんな、いつも通りと思ってたけど予想外すぎて…」
「俺も…」
昔のフジ…
今いるフジ…
ちゃんと考えなきゃ。
…フジの告白…
告白にウソがない
フジは昔から俺のこと好きだったのかな…?
だったらちゃんと伝える
「フジ……返事…言うのかかると思うけどちゃんと伝えるから、待ってて…」
「…わかった」
フジ…
あと1人、話したい人がいるんだ。
だから少し待ってて
そのときに昔の記憶全部思い出せるようにする
そして君に伝えるよ
ありがとう…
フジ目線。
ウソ…
ヒラは昔のことを思い出した
やっぱ昔も今もヒラにはバレてしまう
「…ちゃんと伝えるから、待ってて…」
ヒラの目は真剣だった
はじめて見た顔かもしれない
「…わかった」
それしか言えなくなる…
ヒラが言った…
"ウソつかないで"
ならもうこの想いを隠さなくてもいいのかな…
隠さない…
ヒラが伝えるまで隠さないよ…
この想いを…
ヒラの答えがこわいけど、受けとめるよ
答えはもう明白だけど
それは
ちゃんとヒラの言葉で聞かないと
なんにもなんないからね
もうこの想いを
隠さないで済む
ヒラ…
「好きだよ」
投げやりな好きではなく
気持ちよく好きと言えたかな?
…………………
話ごちゃごちゃ、最後変な風に終わる感じになってしまってすいません!
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