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告白
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入学式から2週間。
部活の見学も始まった。
因みに僕は帰宅部だ。
部活なんてやってられない、放課後くらい自由に過ごしたいでしょ。
運動嫌いだし、休日に学校に来るのも嫌。
生徒会長だって本当は面倒で仕方ない。
てことで、生徒会の仕事を終わらせたら即帰宅。
いつも通り、鞄を持って校門へ向う。
が、校門へあと数歩の所で誰かに腕を掴まれた。
早く帰りたいのに、誰だよ…。
苛つきながら振り返る。
「なんです…か…え?」
そこに居たのは、笑顔が爽やかな少年。
入学式に見たあの子だ。
けど、何やら緊張した面持ち。
「あ、の!先輩!」
「はい」
「大好きです!」
「…はい」
「仲良くしてください!」
「…はい」
勢いに押されて、はいしか言えなかった。
…怖いんだよ、真顔のイケメンに凄い見詰められて手を握られてこんなこと言われんの。ハジメテ。
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