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その日は結局任務が入らなかったため、翌日からコンビとして渋々活動を始めた。
嫌々ながらも2人はコンビで任務をこなし、互いのピンチを助け合ううちに徐々に仲良くなった。もともと2人はとても相性が良かった。
行動派のルチアーノと頭脳派のランスキー。
お互いにお互いを補い合えるため、任務を失敗することは殆どなかった。
そして、皆の願い通り組織の名をどんどん広めて言った。
そんなある日、2人にカポネは重大な任務を任せた。
普通はこんな任務を引き受ける組織なんていない。それほど重要なものである。
2人はコンビを組んでからの仕事がいい感じだった事に油断をしていた。取り引きをしていたブツを盗まれるという大失敗をする。
「どうすんだよ!てめぇのせいじゃねぇか」
「俺の責任じゃない」
「はぁ...。ブツを取り返さないと俺たち殺されるぞ」
「そうだな。アレはやばい代物だ。もしアイツらの手に渡ってしまったら...」
「何弱気になってんだよ!俺達だぜ?取り返せるに決まってる!」
「あぁ、そうだったな。よし、ここは慎重にだな...」
「おらおらおら!!!ブツを返しな!死神様のお通りだァ!!」
「おい!ルチアーノ!」
ルチアーノは、勝手に敵のアジトに乗り込んで行った。
「はぁ...。人の話を聞けよ全く...」
そんなことをボヤきながらランスキーもルチアーノに続く。
ルチアーノは舞うように軽やかに敵の攻撃を回避しながら、銃弾を放っていく。ランスキーは刺すように素早く動き、的確に正確に急所を狙い攻撃していく。
まさに、『蝶のように舞い蜂のように刺す』という言葉通りである。
2人の連携は中々のものだった。
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