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沈黙に包まれた車に乗って連れてこられたのは…
空葉『…マンション?』
ドーンと効果音が付きそうな程のマンションだ。
大きい…これって高層マンション?
驚きとここは何処なのかという疑問で固まっていると、いつの間にか車から降りていた孝輔さんが助手席のドアを開けてくれた。
孝輔『行くぞ。』
スタスタと歩いて行き、入口で番号を入力している。
空葉『ぇっ?!孝輔さん…!』
そのままロックが外れ、エントランスへ入っていった。
慌ててあとを追い、中を見るとピカピカで。
唖然としているとエレベーターに乗らされて。
孝輔『何でそんなに固まってるんだ?』
頭にハテナを浮かべて聞いてきた。
空葉『いや、いきなりこんなピカピカな高層マンションに連れてこられたら固まりますよ!
…それにしてもここどこなんですか?』
エレベーターが着いて、ある家の前まで来た。
孝輔『俺ん家。』
そんな孝輔さんに思わずフリーズしてしまう。
空葉『…へ…』
この時僕は高層マンションやらなんやらより一番緊張していた。
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