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僕がこんなことを言ったら次からデートに行きづらくなってしまう…
泣いている僕を瞬時に抱き締める父。
稜『何があっても捨てるわけないだろ、こんなに愛してるのに。』
いつもより口調が強めな為、何か説得力がある。
空葉『分かってるけど…』
稜『僕達がご飯食べながら話したことは、空葉や孝輔くんの事ばかりだよ。
確かに美晴さんとは好きあってる。
でもお互い1番大切なものは愛する我が子だって納得したうえでのお付き合いだから…安心して、と言っても出来ないとは思うけど…。』
どうしたらいいんだろうと頭を悩ませるお父さんに胸の内にあるモヤモヤが少し晴れた。
普通の夫婦でも子か嫁かどっちを愛してる?と聞かれても断言できないのに、1番と言われたら嬉しい。
空葉『お父さん、ありがとう…。』
少し恥ずかしくて照れながらもお礼を言うと、いつもの優しい顔で微笑んだ。
稜『でも空葉の1番から蹴落とされそうだなぁ、いやもしかしたらもう落とされてるかも。』
普通に笑いながらそんなことを言う父に首を傾げる。
何を言っているんだろう。
するといきなり爆弾発言をされた。
稜『だって空葉、孝輔くんの事好きすぎだから。』
そう言われて背筋が凍る。
自分の兄になった孝輔さんと付き合ってるって知ったら父はどう思うのだろうか。
そう思い詰めていると頭を撫でられた。
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