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それから暫くお父さんには離してもらえなかったが、ようやく解放された。
無事に仲直り?というか僕の中のモヤが少し晴れた。
そのことを孝輔さんに報告したい…あんなに迷惑かけたし。
勿論、貴大にもお礼を言わなければ。
自分の部屋に戻ってから電話をかける。
空葉「もしもし、孝輔さん?」
応答が早かったことが嬉しかった。
心配してくれてたのかな、なんて僕なんかが烏滸がましいけど。
孝輔「あぁ、仲直り出来たか?」
空葉「出来た、色々とご迷惑をおかけしました。」
孝輔「良かったな、稜さんだから大丈夫だとは思ってたけど心配した。」
やっぱりしてくれたんだ。
空葉「ふふ、ありがとう。」
孝輔「今絶対ニヤついてるだろ。」
呆れたような声にまた笑ってしまう。
空葉「あ、そういえばお父さんにバレちゃった。」
孝輔「何を?」
空葉「僕が孝輔さんのことをその、好きって。」
口にするのは恥ずかしいけど、伝えなきゃ。
孝輔「電話越しで照れるな…会いたくなるだろ。」
僕も会いたいな、と窓の外に目をやった。
空葉「僕も…孝輔さんとならどこに行ってもいいし泊まりあったりもしていいって。」
孝輔「公認か、いいなそれ。」
空葉「だから、またお泊まりしたいです。」
孝輔「当たり前だろ、いつだって良い。」
ふ、と優しく笑う孝輔さんに頭を撫でられてるような気持ちになった。
空葉「愛してる…おやすみなさい。」
うぁぁぁ照れる、どうしよう。
言っちゃった…
真っ赤になる顔を抑えながら悶えていると、少しの沈黙の後に返って来た。
孝輔「…俺も愛してるよ、おやすみ。」
プツと切れる電話と共に悶える。
ひゃーーー!
孝輔さん照れてる…
あまりの可愛さにベッドに倒れ込んだ。
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