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地下室⑦
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目の前のやつに意味もなくここまでされて、
複雑な気持ちにならないやつはいないのではないか
身の危険を感じ、疲れきった身体で逃げることを試みたが、
ふらふらと千鳥足になったまま崩れ落ちてしまった。
ひんやりとした床にはいっそう絶望感を抱いた。
「あらら、逃げたくても逃げられない?」
冷たく愉快なカノの声が地下室に渡る。
こいつの顔は、瞳は、ひどく狂気的だった。
「仕方ないから僕の知り合いを連れてきたよ。皆溜まってるみたいだから相手にしてあげてね。それじゃ、また明日」
コツコツ、と扉の方から足音が聞こえる。
多分、5.6人だろうか。
地下室での絶望は終わらないらしい
俺は、呆然と天井を見つめることしか出来なかった
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