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夏祭り ※青姦
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日付は7月30日。(3と7でカノシン)
僕はシンタローくんとデートの約束をすることに成功した。
しかも夏祭り。
人混みが大嫌いなシンタローくんは「絶対に行かない」と断固拒否の姿勢を取っていたが、
僕はあらゆる手段を使って結果的に夏祭りに一緒に行くことに成功したのだ。
どんな手段を使ったのかはシンタローくんの人権に関わるので伏せておこう。
予め決めていた集合場所に行くとそこにはシンタローくんの姿が。
僕は悶えた。
「……ッッシンタローくんの浴衣姿かわいい〜!!!!」
「バッ、ばか声がでかいんだよ!!それに可愛いとか言われても嬉しくない。…さっさと行こうぜ」
言い終えると背を向けて1人ですたすたと歩いて行ってしまう。
そういう所だぞ如月伸太郎。
でも、ちょっと顔を赤らめてたのは僕の気のせいじゃないよね?
花火が見えると噂の広場へ出ると、屋台がずらりと並んでいた。
ここの祭りは大きな花火が見れることで有名で、人は大混雑していた。
うわー、シンタローくんこの状況に耐えれそうにないなと顔を見上げると、意外な言葉が降り注いできた。
「カノ、俺かき氷食べたい。いちご味」
「…え?あぁ!そっかそっか〜かき氷ね〜行こっか」
「何だよ。白々しい」
「いやあ。案外ノリノリだなって思ってさあ」
「来たからには楽しむしかないだろ、それにほら、…折角のデートだし」
「!?!?!?!?!?!?」
あぁ、もう。
なんだこの可愛い生命体は。
散々嫌がっていた夏祭りじゃなかったの?
僕がプレゼントした浴衣まで着ちゃってさあ。
可愛い、僕だけの恋人さん。
気を取り直してかき氷を買い、
ガヤガヤと騒がしい人混みを離れ静かな場所へと移動した。
「美味しいな」
「そーだね。シンタローくん、イチゴ味僕に食べさせて?」
目を瞑りあーん、と口を開けて待ってみる。
…反応がない。
ふふ、流石に引いたかな。
ぱち、と目を開けた刹那、キスをされ口移しをされた。
どんどんひんやりとした冷たいかき氷が口の中に入ってくる。
これには驚いた。
「…んんっ!?」
「はは、間抜けな面」
目の前の恋人は年相応の笑顔でにっこりと笑った。
主導権を握られた感覚よりも、
こんな人前でキスをしてきた事が落ち着かなかった。
なんだよそれ。
誰かに見られたらって考えなかったのかよ。
それとも何、ココで襲われたいの?
ムカつく。
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