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思い出した…
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『葵、おはよう』
いつも通り義理兄が起こしに来てくれる
「ぅぅん?おはよー」
葵は昨日のことを完全に悪い夢だと勘違いしていた
『葵さ、昨日何してたの?』
昨日の事など今の葵には分からない
「えぇ?俺、学校から帰ってずっと家に居たよね?」
その時少し微笑んだのを俺は忘れることが出来ないだろう…
『何ですぐバレる嘘吐くかな?』
言っている意味が分からなかった、義理兄は葵に近づき頬を撫でるように触った
ギシッ─────
軋むベッド、それは義理兄の野獣の本能を駆り立てた
「ふっ、くすぐってぇよ」
何の警戒心もなく笑う葵は危機が近づいてるとも知らず、義理兄がこれからする事を考えもしなかった
『葵は本当に警戒心が無いんだね…』
「ぅ、ヴェイにぃ?」
ドサッ──────
義理兄は葵に馬乗りし、これからする事を考え欲情の眼をする
「ちょっ、冗談キツ『冗談なんかじゃ無い』
義理兄は葵の言葉を遮ると同時に、葵のパジャマに手を掛けた
「えっ、なにっ!?」
抵抗しようとしたものの、義理兄の片手で完全に両手をとらえられているため、ビクともしない
『僕は葵を気持ち良くさせることが出来るよ…』
「は、離してくれよ!どうしたんだよ…イッ」
『葵は僕が嫌い…?』
勿論嫌いじゃないし、今まで散々迷惑掛けた、むしろ好きなくらいだ、でも今のヴェイにぃは怖い…
『なぁに2人で楽しんでるわけぇ?』
ヴェスにぃ!
「ヴェスにぃ…助けて!」
俺はヴェスにぃの方へ、身を捩る
『ククッ、ヴェイダルその辺にしたら?』
ヴェイにぃが手を離してくれた
「ヴェスにぃ…ありが…『なぁんてなっ!』
再びベッドに縫い付けられる
「えっ!?離して!学校遅れる!イタッ」
『学校に行っても抱かれるだけだよ、葵、だから今日は学校に行ったら駄目…』
「なっ!?何言ってんだよ!抱かれる?意味わかんねぇし!」
言っていることが理解できない…
頭痛い…というか身体中が痛い
『クククッ、昨日、掲示板にお前の写真…投稿されてたぜ』
「何の、写真…?」
俺は身体が震えているのを必死になって止めた、あれは夢だろ、悪い夢…
『葵…昨日の出来事、覚えていないの?』
「何の……事だよ?」
余計に震える、何もかも分からない、この状況に、昨日と言われる夢の話
『ハッ、嘘吐くのも大概にしろよ?』
何が…?分からない
「ねぇ、何のこと?ヴェイにぃ、ヴェスにぃ…」
その時、2人が驚いた顔をした、本当に知らないのか、ワザとなのか、2人は戸惑っていた
『葵、よく説明するからちゃんと聞くんだよ…?』
俺はその後ヴェイにぃに忘れたい昨日のことを話された、当然分かるわけもなく、頭が混乱した
『で、倒れている葵を見つけて家まで連れてきたんだよ…』
「嘘だよ…」
『嘘じゃねぇって、じゃあ何したら信じんだよ』
「だって、それは夢で、俺の悪夢で、だって、だって、昨日は……」
全て思い出した、写真だけじゃない、録画もされてた…痛いって言ってもやめてくれなくて、ごめんなさいって言っても許してくれなくて…
「俺は…性奴隷だ…」
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