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監禁生活 3日目
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「んぅ…?朝?」
この家はどの部屋にも時計がないし、外は完全に見えない状態、葵は時間の感覚が分からなくなっていた、まるで夢の中のアリスのように…
『おはよう、よく眠れたかな?』
葉月は昨日以来、葵の嫌がるような事は一切しなくなった、しかしこれは終わりなんかじゃない、寧ろ昨日のことは序章にしか過ぎなかった…
「葉月さん、腹減りました…」
葵は知らないが今は夜の7時、腹も減ってくるだろうと、葉月は食事の準備を済ませていた
『出来てるよ、さぁおいで…』
鮮血のような赤いジュース
精液のような白いソースがかかったフランス料理
どれも生々しく見えるが、とても美味しそうな匂いを放っている、人間は鼻が一番良いと聞いた事がある…それを利用した…
全ての料理に葉月のモノが入っている、だけど分からないように他の食材、調味料等の味を濃くした、まさに悪食…
怖いほどに葵に執着し、愛している葉月には、コレを作るのは容易い事だった
「わぁ!うまそー!」
そうとも知らずに料理に駆け寄る葵、
それを眺める葉月、
異様な程、この風景が当てはまっているのは葉月の家独特の雰囲気だ…
『冷めない内に食べよう』
「薬とか入ってない?」
『あぁ、入ってないよ…』
葵は料理に手をつけ始めた
まずはブドウジュース(血入)を飲んだ
喉に伝ってる、なんだか普通のブドウジュースより濃い
何だろう、やけに喉に匂いと味がこべりついて離れない…美味しいのに、気分が悪くなる
その違和感がありつつも全て完食した
「御馳走様でした。あ、ありがとな」
葵は人と食べる食事は久し振りで、少し嬉しかった
『どういたしまして』
蛇皮のソファーに座り瞼を閉じた
葵はそのまま寝てしまった
────熱いッ、身体中が熱い
「んっ、くぅ…熱い…」
特に葵の中心に熱がこもっていた
寝ているときは手錠されている、足も拘束されているため自分で熱を吐き出すことは出来ない
葉月は隣の部屋で寝ている、大声を出せば来てくれる、でも、それ以上のことをされそうで怖い
葵の白い肌に艶っぽくひかる汗、頬は紅く紅潮し、色気が普段の倍以上増している、目は潤み誘っているような表情は誰もがおちることだろう…
目から生理的な涙が零れた、触りたい、触ってほしい─────
『葵…?どうしたの?』
「はっ、づき…さぁん」
内腿を擦り合わせながら葉月を見る
『熱、かな?』
葉月は汗でへばり付いた髪をよけながら葵の額に手を乗せた
「──────だろ、…ろう」
『え…?』
「薬入れただろ、糞野郎!!」
葵はそう叫びながら両足で葉月を蹴り飛ばす
ここにこれ以上いたら危険だと思い、無理矢理にでも身体を動かした、
出ないと、ここから出ないと完全に喰われる…もう痛い思いをするのもイヤだ
しかし─────────
『どこに行くのかな?』
葉月は葵の手を取り、ベットに投げ飛ばした
ドサッ───────
『何処に行こうとしてるの?行く場所なんてないだろ?』
「はぁ…はぁ、く、来るなぁ!!んぁ、ふっ…」
葵の言うことなど聞こえないという風に葉月は葵に一歩ずつ近づいている
『旦那さんに向かって糞野郎は無いんじゃないかな?お仕置きが必要のようだね…』
もう一生この鳥籠の中なのかよ、そんなのぜってぇ嫌だ!
「うっせぇ!いつまでも夫婦ゴッコ出来ねぇんだよ!!俺は帰る場所はないけど!ここから出んだよ!早く外せよ!こんな手錠!足枷!全部全部!!これ以上ここにいたら吐き気がする!」
言いたいことは言った、もうこれでお前も俺を突き放したくなるだろ?早くだせよこんな餓鬼
『ふふふ…はははっ!可笑しな事を言うね、ゴッコなんかじゃないよ、明日、外国へ行って結婚式を挙げよう、そしたら僕達ずっと一緒だよ…』
狂ってやがる、結婚?ずっと一緒?何故そこまでして俺が欲しい、こんな何の利益にもなりそうにない俺を
『歪んだ愛だって分かってるんだ、だけど君は僕の血だって、僕の精液だって美味しく食べてくれた、僕のことを愛してないと無理だよね、ねぇっ!』
さっき感じたい違和感、生々しい食事…
「おぇっ!ゴホゴホっ!グッ…ゲホッゲホッ」
吐き出せない、何で!?
『これから子作りしようか、葵…』
「はぁ!?男同士で子供なんて出来るわけねぇんだよ!!」
『僕の作った媚薬にはね、特製の妊娠薬が含まれているんだ、ふふ、葵のペニスにこれを突き刺して───』
見せてきたのはこの間も見た長い細い棒だった…全身に鳥肌がたった
『怖がらないで…で、そして君の中に僕の精液の3回出して半日僕の精液を葵の中に入れておくと子供が出来る仕組みだよ、大丈夫…研究もちゃんと成功してしね、それに子供は男しか産まれないんだ、ごめんね、女だと面倒だからさ、それに、女の人の出産より痛くない事も分かってるから、安心して僕と君の子供を孕んでよ…』
う、そだ…じゃあ俺の身体は今子供が出来る身体なのかよ…
「嫌だ…絶対に嫌だ」
『強情だなぁ、けどもう逃げられないよ、安心して、僕の可愛い葵……』
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