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あなたは誰…
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『僕達、大人気無かったね』
『ハハッ、痛そー』
コイツ等、遠慮なく殴りやがって
「ケホッ、もう…ケボッ気、すんだ、だろ…ウエッ、帰れよ…」
口から血が出てる、俺は悪くない、勝手に家に入ってきたコイツ等が悪いんだろ?
『なんで?まだ始まったばっかじゃん』
『あたし、殴るの疲れちゃったわ』
ふざけんな…
葵は父さん達に電話をかけようと思い、身を捩りながら携帯の方へ近付いた
バッと四人組の1人に携帯を取られ
『公開プレイがしたかったの?』
なんて馬鹿にされたような口調で言われ、腹が立った
こっちは身を守るために必死なのに、理由もなく殴られたり、公開プレイなどと言われたり、散々だ…
「帰れよッ!もういいだろ!!帰れ!!」
『もういいんじゃない?帰ろ』
帰って行った…
だけど、最後に言ったんだ、
『葵が─────のはお前の所為』
早く帰ってきて、父さん…
本当の事教えてよ…
『ただいま、葵ー?どうしたんだ?』
『お前元気ねぇじゃねえか、どしたんだ?』
今日は珍しく2人で帰ってきたんだ…
「あの…さ」
『『ん?』』
「俺の所為で母さん死んだの…?」
一瞬、息の仕方がわからなくなりむせかえった
俺は───────
殴られた…
『あっ、んぅっ、ふっ…ふぁっ、んぅぅぅぅぅぅ、あっ…』
喘ぎ…声?てかここ何処なの?
『あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!』
先程よりも一段と声のボリュームが上がったことで、葵は小さく叫んでしまった
『そこにいるの、んっ…だれ?』
聞き覚えのある声に一瞬戸惑いを覚えた
確かに聞いたことがある…
懐かしいような、気がする…
真っ暗な部屋、いや、部屋とは限らないが相手の顔は見えない
「あなたは、誰ですか…?」
まさかな…だって
『俺は葵』
死んだはずじゃ───────
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