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悪夢のような…
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ジリジリと俺との距離を縮める
それにつられて俺も後ずさる
ゴツッ──────────
何かに当たった…
「ヒッ…」
当たったのは生首、しかもまだ新しい
目は見開いたまま、その目と目が合い金縛りにあったかのように動けなくなった
『あれ?怖いの?これからもっと怖い事するのに?』
「なに…すんの?」
俺も身体の一部切られちゃうの?
「やだやだやだやだやだやだ助けて!」
足枷が邪魔でうまく走れない
鍵のかかるとこにっ!
早く走らないと捕まる…つかまっ
『どこいくのぉ…?』
「ひぃっっ!」
先回りをして俺の目の前に現れた
けど、けど、逃げないと殺される
俺は主人を突っ切りドアをあけ、この馬鹿でかい屋敷を走った
わからない、玄関は何処なのかだとか
だけど逃げないと…
ピーン────────
チャイム…?
《葵くーん、早く戻ってこないと、8殺しちゃうよー『いやぁぁ!たす、けてっ!お願い!』ギィィィィィィィンッ》
チェーンソーの耳障りな音…
美也君…だけど俺は…
《『いやっ!いやだ!助けて!葵、葵ぉ!』さぁどーする?あと十分待ってあげる、じゃーねー》
俺は…俺は…
ごめんなさい美也君、さっき初めてあった人のためだけに俺の人生狂わされたくないんだよ…
薄情者でごめんなさい
ダッ────────
再び葵は走った、ヒタヒタと葵の足音だけが廊下に響く
玄関に着いたときには十分経っていた…
《『あ"がァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!』アッハハハハハハッ!さいっこう!死んじゃうかな?葵君、君のせいで人1人命を失っちゃった!あはははははは!》
耳にこべりつくようなアイツの笑い声
狂ってる…狂ってるよ…
「あ…あ…ごめんなさ、ごめんなさい…あ"ぁぁぁぁぁぁ!ここから出せよぉぉぉぉ!」
ダンダンっと手から血がでるなんて気にせずドアを叩いた、だけどどうやっても開かない、葵は泣きながら助けを求めた、誰でもいいからこのドアをあけてほしい
おねがいっ──────
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