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検査は順調に進んでいた。
心音や呼吸音も正常だと、花井に褒められた。
しかし、そんな和やかな空気も束の間。
「み、み、みち、やせん、せ。な、に?」
花井が急な患者の呼び出しに診察室から席を外すと、道弥はこの機会を待ち望んでいたかのごとく突然、用意していた黒いベルトで朝陽の手足を診察台のパイプに拘束し始めたのだった。
幼い頃から何度も経験してきたはずのΩ検査だが、体の自由を奪われるなど初めてのことで、朝陽はどうすればいいのか分からず、不安にそわそわと目を泳がせる。
「ただの、知覚検査。体に過敏な部分がないか、この電流棒を当てて反応を見るだけ。時間がないから、おどおどしたり、暴れたりすると、痛い思いをするよ?朝陽くんは、私の言う通りに、綺麗なその体の奥の奥まで見せてくれるだけでいい」
道弥はずっと、笑っていた。
それなのに、もの凄く、怖い。
体は大の字になったまま、ほとんど動かなかった。
汗が、噴き出る。
「真っ白でぷにぷにした、太ももから始めよう。電気が来たら、その可愛い声で教えてね」
「や、や、こわ、こわい」
ギチギチとベルトが軋む。
細く長い鉄の棒が、閉じることもできない無防備な太ももの、内側に触れた。
「んぎゃっ」
目がチカチカするような刺激が一瞬、脳で弾け飛ぶ。
後に残る痛みはないが、心臓がばくばくと早鐘を打った。
「予想通り、感度良好、体ぴくんぴくんしてるね。次は小っちゃくて可愛いピンクのおっぱいに、ビリビリしようね?」
「や、や、やら、みち、や先生、怖い」
朝陽の訴えなど無視し、道弥は電流棒の丸い先端で胸の突起を押し潰す。
先程とは比べ物にならない、衝撃だった。
「ひ、ぎゃっ、あああっ、ひ、ひんっ、いいい」
必死にもがこうとも、道弥はそこへ押し付けた棒をなかなか離そうとはしない。
呼吸が、速くなる。
体が震える。
「いいいいっ、や、んひいいいっ」
涙があふれた。
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