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俺の秘密
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流が、俺の前から姿を消した。
「りゅー?りゅうー?」
呼ぶが一向に返事は無い。
いつの間にか俺の足は靴を履いていて、
外まで流を探し回ろうとしている。
駄目だッ!今夜は…っ!
思い、踏み留まる。
何故なら、俺は―――――
ケモ耳男子を好きになったら
日本狼はとっくに絶滅したとされている。
だが俺は、隠れ生き延びた、日本狼の末裔だ。
普通に人間に化けて生活を送る分には、何ら問題無い。
ただ、満月の夜だけは、恋人の流には、自分を隠していた。
だって満月の夜には―――――、俺はオオカミ男になってしまうから。
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