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独りじゃない
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流も……狼?
じゃあ
「流も………、独りなの?」
いや?と流は頭を振る。
「恭がいるから、独りじゃない。」
同時に、
「お前は独りじゃないんだよ。」
と、言われた気がした。
「……ほら、お互いの変化、解ってる?」
言った流を見ると、手は爪が長く発達し、
日本狼独特の毛に覆われていた。
顔は狼そのもので、煌々と輝く瞳と、
鋭い牙が伸びているのが分かる。
「……あ、」
思わず声を上げたのは、流の瞳に映った俺も、
同じ姿をしていたからだ。
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