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「あ”あ、さっぱりした〜」
頭をタオルでごしごし拭きながら、リビングに歩いてくる。
前は、半裸で出てくるときは、必ずと言っていいほど、こっちがいくら鬱陶しがっても、抱きついてきたり隣に座って寄りかかってきたりしたのに、
今はもうその気はないように見える。
きちんと用意していた通り、服を着ている。
でも、、頑張らないと!!
こんなの予想していた範囲内だ!
「おじさんみたい笑」
「もう、おっさんだよ笑」
そう言って、
そのまま寝室に向かおうとする。
「もう寝るの?」
「ああ。
そうだった、一緒に寝るんだったな。寝るぞ〜」
「えっ、うん!」
まだ、ソファでくつろごうとしていたけど、
言い方が柔らかくて、嫌な気はしない。
急いでテレビを消して、てくてくついて行く。
なんか、ペース持ってかれているような気がする。
寝室を前にして、
突然、怜斗が止まった。
そのせいで背中に顔をぶつける。
「いったぁ」
鼻を押さえていると、
壁男がくるりとこちらを向いて、
なにか怪しそうにジロジロ見つめてくる。
何、、?
、、、何かついてる??
え、なに、、本当に。
策略がバレたのか、、?
ちがうか、
しばらくジロジロ見つめた後、首をかしげて寝室に入っていった。
何なんだよ、、、本当に。
ベットに入り、
寝返りをうって怜斗の方を向く。
「ん?、、ふっおやすみ、」
ふわっと微笑む、怜斗。
「んふ、、おやすみ」
幸せ。
、、、。
んん?!まてまてまてっっ!!
またまた怜斗のペースに持っていかれたっっ!!
こやつ、、てごわいぞ、、、。
「まてまてまて!!
寝るには早くねえか!!」
「うわっ!なんだよっお前は!!
人の睡眠妨害する気か!!!うるせっ!」
「れいさんれいさん!
疲れてるでしょ?マッサージしてあげるっ!」
「なんだよ、急に!
寝ねえのかよ!笑」
「いいからいいから〜!」
怜斗をうつ伏せにして、
背中に両手を添える。
、、なんか、緊張してきた、、。
「紫之さーん?
待ってるんですけど〜?」
少し体を起こして、こっちに顔を向ける。
「あれ?もしかして緊張してんの?笑」
「うるさいっ!ちょっと黙ってろよっ」
怜斗の背中をぎゅーぎゅー力任せに押す。
久々にこんなに触った気がする。
「あー気持ちーわー、上手じゃん」
まだ仕事の休憩中に筋トレ続けているみたいだから
がっしりしてる。
この背中が好きなんだよなあ
好きなんだよなあ、、、
なんか、ムラムラしてきた、、。
「ねえ、怜斗。」
、、、、、、
「怜斗??
れいさーん?」
、、、、、、、、、、、。
待って、、、
「ねっ寝たっっ!?!?」
まじかよ、、こいつ。
もう、失敗じゃん!!!!
くっそムカつくんだけど!!!!!
色気もクソもねぇ男だ!!!
本当におじさんになってしまったのかっ!!!泣
なあ!!!!泣
むっかつく!!!!
もう寝てやる!!
不貞腐れた俺は、乱暴に布団を剥ぎ取って寝てやった。
誘惑作戦、1回目失敗。
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