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転校生
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放課後、ゆきと下校をしていた
(そろそろ家に着くんだけど…)
いつまでも俺と同じ方向へ歩くゆきを不思議に思う
「そういえば、ゆきどこにかえるの?」
俺がそう聞くとゆきはきょとんとして答えた
「どこって、晴の家だけど?」
「え?????」
そんなこと聞いてないぞ
「マンションに住むつもりだけど、まだ全部の荷物は届いていないし、色々時間かかるから、しばらく晴の家でお世話になることになったよ」
まじか
ゆきと同じ屋根の下とか嬉しいのか拷問なのかよく分からない
家に着くと、母さんが夕食の支度をしていた
「あら、おかえりなさい!」
ゆきは台所の母さんに近づくとどこから取り出したのか
高級な袋を母さんに手渡した
「これからしばらくお世話になります
ほんの気持ちなんですが、受け取ってください」
「あら、こんな高そうなのいいの⁉︎」
「ええ、もちろんです」
母さんはゆきと高級な袋を見比べると
じゃあ、お言葉に甘えて♪ なんて語尾に音符が見えそうなくらい機嫌よくなっていた
気になる
「ゆき、それ何?」
「ああ、これはお菓子の詰め合わせだよ」
「あんた知らないの?世界的に有名なブランドのお菓子よ」
母さんも知っていたのか…
俺だけ知らなかったことにちょっと恥ずかしさを感じた
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