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写真
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数分後、ゆきはカメラを持って現れた
????????
「あははっ、なにその顔」
ゆきはそのアホヅラもかわいいと写真を撮り始めた
「ちょっ、やめろよ、撮るなー」
必死でゆきからカメラを奪おうとするが身長に差がありすぎて完全に遊ばれている
くそっ、このノッポやろー
俺が諦めたのかと少し油断したゆきに襲いかかった
「隙あり‼︎」
一瞬、驚いたゆきにざまぁーみろ!と思った時
そのままゆきを押し倒す形で倒れてしまった
でも、後ろがベッドだったおかげでスプリングしただけで何も無かったことにホッとした
「あれ?晴、俺のこと襲おうとしたの?」
クスクスと笑いながら俺の目にかかった前髪を横に流している
その仕草にどきどきしてしまい、顔が熱くなるのを感じた
「こっ、これは、不可抗力だ!」
そう言ってゆきから離れようとすると、俺の腰に手を回して起き上がりかけた俺の体を再び寝ている自分に密着させるように倒した
「えっ?なにすんの?起き上がれないんだけど」
プチパニックになって下にいるゆきの胸板をおし返そうとしたが、ゆるく抱きしめられる
「ふふっ、顔赤くなってるかわいい」
赤くなっている顔を見られたくなくて顔を背けると
頰に手が添えられてゆきの方に向き直された
「ねぇ、どうしてそんなにかわいいの?」
少し色気を帯びた瞳に捕らえられて目が離せない
まるで、肉食動物に捕食される草食動物のよう
でも、自然界とはちがって、草食動物の方もまた、肉食動物を好きになってしまっている
とっくの昔に…
ゆきはこめかみ、頰、そして唇をゆっくりなぞる
「ねぇ、晴は俺のこと好き?」
唐突な質問に少し驚いた
なんて言えばいいか迷う
今の俺たちの関係は親友以上恋人未満?的な感じだから
正直な気持ちとか言っていいのか
ゆきは、そもそも俺のことどう思ってるのか、もし俺が好きとか言って拒まれたらどうしようとか色々な不安が募る
そんな俺の気持ちを察したのかゆきは俺にしか見せないゆきらしい笑みを浮かべる
「俺は晴のことずっと前から好きだよ、正直好きなんて簡 単な言葉じゃ表せないほど好き、愛してる」
ゆきのこれ以上ないほど甘い言葉にどきどきが止まらない
クラクラする
俺だってずっと好きだ
ゆきと出会ってゆきのことを知るたびにどんどんゆきに溺れていく
今まで目をそらしてきたけど、やっぱり俺も
「おっ、俺もゆきのことが好き!
俺の方がゆきのこと愛してる!」
俺の髪の毛をくるくるして遊んでいたゆきが手を止めて
これ以上ないほど極上の笑顔を近づけてきた
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