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登校中
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『いってきまーす』
2人の声が玄関に響いた
予想以上に大きかったその声に母さんは
「あらあら、2人とも元気ねぇ」なんて言って
見送ってくれた
登校中、話の流れでゆきの容姿について喋っていた
「ゆきなんて昔はあんなに可愛かったのになぁ」
「そうかな?晴の方がずっと可愛いよ」
朝からそんな甘いことを言われましても…
「いや、俺かわいいよりかっこいいの方が嬉しいし」
「でも、晴はカッコいいを目指さなくていいからね?」
へ…?なぜに?
俺だってかっこよくなりたい!!
ゆきに反論しようとした時
ピロロロロ〜
ゆきの携帯が鳴り出した
スマホの画面で相手を確認したゆきの目は冷たくスッと細められた
???
「でないの?」
「いや…ごめんね晴、先に学校行ってて」
そう言うと学校とは真逆の道を足早に去っていった
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