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男の過去2
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美晴と光成は小、中、高と一緒の幼馴染だった
お互いが近くにいることが当たり前で、いなくなることなんて考えたことがなかった
高校3年生になり、2人は最終的な進路決定をする時期になっていた
「美晴、進路決まった?」
帰り道、何気なく聞いた
「うん!私、英語の教師になりたいから教育学部行こうと思ってるの!」
「そうなのか。君らしいな」
光成は優しく微笑むと同時に自分とは違う進路を歩もうとしている美晴に寂しさを感じた
「光成くんは、経済学部だよね」
「あぁ、お互い違う進路だね。」
「そうだね。光成くんとはずっと一緒で、兄弟みたいに思ってたから少し寂しいな。」
兄弟…か
美晴に恋心を抱いていた光成にとって辛い一言だった
しかし、光成はそれからも美晴に思いを告げることなく
また、美晴も光成の思いに気づくことなく時は過ぎていった
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