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ドアが閉まった瞬間、俺はその場に崩れ落ちた。
「ふっ……く……、」
俺は、ちゃんと演じれた……やった……やれた……
俺は次から次へと溢れてくる涙を拭う。それでも止まることを知らず、涙は俺の袖を湿らせていく。
叔父様の所へ行かないと……っ
溢れてくる涙を拭いきれるだけやって、気持ちを落ち着かせる。泣いたことがバレてしまえば、俺がしたことも、ショウマが傷ついた意味もなくなってしまう。
バチンッと両頬を叩く。
「っ、よし。」
そうして、俺は叔父様の部屋へ向かった。
***
コンコンとノックをする。
「入れ。」
「失礼します。」
叔父様の声が聞こえてから、俺はゆっくり扉を開けた。
「レイン。本当に済まなかったな。レインを疑うなんて、私はどうかしていたのだ。許して欲しい。」
叔父様の声色は、今まで感じていた恐怖を感じさせないものだった。俺の心にのしかかっていたものが少し軽くなる。
「いえ。叔父様がそんなことを仰る必要はありません。私が不甲斐ないばかりにーー」
「よいのだ。」
叔父様は俺の言葉を遮ってそう言った。
「それよりもレイン。こちらへ来てくれ。」
不思議に思いながら、俺は叔父様の真横へと移動する。
叔父様が何を望んでいるのか、全く分からずにいた。すると、叔父様は席を立ち、俺の着ている服に手を伸ばす。
「っ、叔父様……何を……?」
俺は驚いて叔父様を見る。その時、また目を見てしまった。
あ……
気づいた時にはもう遅かった。
「抵抗するな。」
「はい……。」
俺はされるがまま、叔父様に服を脱がされていく。
嫌だ……こんな……っ、なんで……?
嫌だと思うのに、抵抗出来ない。
「レイン……私とあいつに似て、本当に綺麗に育ったなぁ……ん?」
外気に触れたせいで少し肌寒く感じる。俺の肌に叔父様は手を滑らせ、ゾワゾワとした嫌な感覚が走った。
「お、じさま……っ……」
すでに服は脱がされ、肌着の中に手を入れられ、そこから上へどんどん上がってくる。そして、鎖骨の辺りを過ぎると、肌着が完全に胸の上までめくれる。
「ここも、綺麗な色をしている。この身体、あんなものに触らせていないだろうな?」
「はい……一度も……。」
俺がそう答えると、叔父様は機嫌が良くなったのか笑顔を浮かべ、俺の首に顔を埋める。そして、ぬるっと生暖かい感覚が首を伝った。
「っ、……」
きも、ちわるい……っ
こんなことをされるのは、やっぱりショウマが良くて、叔父様なんて気持ちわるい感覚しか出てこなかった。
俺が必死になって耐えていると、コンコンとノックをする音が聞こえる。
「……なんだ。」
叔父様は明らかに不機嫌な顔をする。
「あなた、私ですよ。ちょっとあなたにも来て欲しい会議がありましてね……」
叔母様の声がした。話の内容を聞くと、叔父様は不機嫌な顔をどんどん酷くさせて、俺の首筋に顔を埋め、ピリッとした痛みを感じたと思えば、叔父様は離れていった。
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