アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
♢⒎♥︎
-
だがそんな事、彼にとったらどうでもいい。
…幸い、こいつは俺を被害者とか思ってやがる。そこにつけ込めばいける…!
なんと性悪男なのだろうか。
どうか逃げてください要さーん。
そんな願いも虚しく、性悪男の作戦は決行される。
「おい、クソ風紀…」
「なんだ…あぁ、私は部屋に」
「…助けろ、よ」
「は…?」
また固まりそうになった要だったが、蓮がカチャカチャとズボンを脱がす手を再開するので慌ててその手を止めさせる。
「ッ!」
「あ、わっ悪い」
「苦し…いんだよ」
ハァッと熱い吐息が要の頬を撫で、欲情の色をした潤んだ瞳が彼を映す。
「ッ、やっやるなら一人で…」
「俺を、助け…ない気っかよ」
「いやそう言う意味では!」
「風紀…委員ちょっ様なら、被害…ッハァ、者をこのまんまっ、置…いとく訳、ねぇよな…?」
「ッ…ん!?」
ズキリと良心が痛んだ要だったが、急な快感に目線を下げると、いつの間にか外に出ている自身のソレを握る蓮の手
勿論話している最中に、蓮がちゃっかり進めたのである。
恐ろしき早技…。
「な、離せっ」
「なぁ…」
彼の言葉を遮りながら、蓮は目の前の獲物の横に顔を近づけて
「ーー頼む、から…
早く…助けろ」
そっと、掠れた声で…耳元に囁いた。
「ッ??!!!//」
ボッとそれに顔を赤くすると、要はオロオロと切れ長の目をあちらこちらに動かして
「………ッどうしたら、助けられるんだ?」
そう彼にしては小さな声で、蓮の(自業自得な)助けを求める(三分のニは嘘の)手を掴んでしまった。
よし、勝った!
哀れ風紀委員長、要。
まんまと蓮の策略に、はまってしまった。
できればこれからも、そんな真面目な貴方でいてください。
ちなみに…これが、初めて生徒会長が風紀委員長に'口で勝てた'という事を彼らは知らない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 41