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「味噌チゲタベルカ?」
ユナは台所でグツグツ煮えている味噌チゲをテーブルの上に用意されているカセットコンロに鍋を置く。
「おおっ、凄かですね!食べて良かとですか?」
英雄氏は箸を手にワクワクしている。
「美味そう」
双子も同じく箸を持ちワクワクしている。
「だーかーら、話を聞け!」
味噌チゲを仲良く分け合う全員に東雲は怒鳴る。
「東雲、マッコリ飲メ」
ユナは東雲の腕を引っ張り座らすとマッコリを飲ませた。
「キムチモ食エ」
「ユナさん、キムチ美味いです」
健太はキムチを食べながらユナに笑いかける。
「実家カラ、送リツケラレタ」
「ユナちゃん、送りつけられたんじゃなく、送ってくれたが正解」
モモは言葉を正す。
「ソウカ?」
「こげん美味かキムチば食べたとは初めてばい。」
英雄氏も美味しそうに食べている。
「ヨカッタナ」
ユナは頷く。
「な~、そんな事より東雲ダウンしてるけど?」
マッコリを飲んだ東雲は照哉に寄りかかり熟睡中。
「東雲、黙らせるのにはアルコールが一番よね」
モモは味噌チゲをおかわりしながら言う。
東雲は酒に弱い。
それを全員が知っているので、怒りまくる東雲を黙らせる手段として毎回アルコールが使用されるのだ。
「モモ、チャンスダロ?」
ユナがモモをチラリと見た。
「あ~そうやね。照哉さん、東雲脱がせてよ」
モモは手に携帯を持つ。
「全部?」
照哉は東雲をその場に寝かせるとシャツのボタンを外し出す。
「とりあえず上だけ、で、照哉さん東雲の上に乗ってくれる?」
シャツを脱がされる様子をモモは写メとムービーを交互に撮影している。
「東雲さんって着痩せするタイプなんですね」
健太が言う通り、上半身裸の東雲の身体は意外と筋肉質だった。
「東雲ってさ、黙ってたらイケメン、寝顔可愛いじゃん!ハアハアしちゃう」
モモはパシャパシャと携帯で写真を撮りまくる。
「で、幸太まで何で撮ってんだ?」
モモの横で写真を撮る幸太に健太が突っ込みを入れる。
「幸太もハアハアしちゃった?」
モモの言葉に幸太は頷く。
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